読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

何も嫌悪しなくていい暮らし

物心ついてからアホみたいに書かされた将来の夢は、どこかで聞いた風にとりつくろってきた。それでも家庭を持ちたいって気持ちはずっとあった。言葉を知らなくて、そうは語れなかったにしろ。与えられた家族じゃなく、自分の人生をかけて探し築く相手。


一年間の穏やかな暮らしを振りかえり思うことは、価値観を共にするとはいかに大切かということ。そんな人に会ったことが無かったから考えてもみなかった。何も嫌悪しなくていい暮らしがあったのか。


おらは異性愛者だったとしても、結婚して子を産みたいとは思わない。この社会で優位に生まれた性、征服欲を切り離せない性と、自分の根っこの部分が分かち合えるとは思ったこともない。それは、自分にとっての連れ合いじゃない。戸籍制度とも関わりたくない。子どものころに繰り返し繰り返し聞いた「48億の個人的な憂鬱」というフレーズ。35歳になった今、地球には71億人の人が暮らす。自国のことばかり考えて「少子化」なんてよくいうよ。人類はもう産めよ増やせよの種ではないのだ。天敵がいないんだから。我が子の顔が見たいと望む人だけがそうすればいい。
f:id:manabitch:20130511103849j:plain