宝物

欲しいもの少ないし使用頻度の高いものしか所有したくないって理由で、ほぼいただきもので暮らせちゃっている。それでも我が家にあるものは不思議と調和がとれている。自分で購入したのは本棚とミニコンポ、どちらも二十歳くらいのとき。あと、この家に合わせてシーリングファンと屏風、障子風のロールスクリーンをそろえたくらいか。十分快適な暮らしだけれど、二つだけ、時間が経っても経っても忘れられないものがある。


ひとつがアールヌーボーっぽいランプ。品川で暮らしてた頃、家の近くの古道具屋に飾られていて通るたび見ていた。ケーブルが嫌だし蝋燭使ってるから電気ランプなんて必要ないし…て理由でたいした値でもないのに見合わせたまま。こんなにずっと気になるなら買っておけばよかった。写真のような形だけど絵が違う。アコークローとかキャラバンとかを思わせるような。


もうひとつは写真のワイングラス。あのとき買っておけば、今までに何杯のワインをこのグラスで飲めていたことか…!


最低限しか要らないってやってきたけど、いつまでも気になってしまうものは、子どもの頃ガラクタを宝物にしてたような感覚に近い。手元にあったらどんなにわくわくしたろう。そう思えるものってとても少ないから、何か感じた時には買っておくべきなんだろうな。