農業の歴史

19世紀までは効率的な地力回復を模索


焼畑農法
森林を効率的に焼き払い窒素・リン酸・カリウムを灰にし効率良く土に供給。耕耘・施肥を行わず、栽培後の放置により地力を回復させる


灌漑農業
上流の肥沃な土壌や土中の養分の可溶化、微生物による窒素固定、病害虫を窒息、偏った養分や病原菌の流出で連作障害が発生しにくい


輪栽式農業
三圃式農業→混合農業(食用穀物→飼料作物→放牧)の進化版。冬穀→根葉飼料→夏穀→牧草(クローバーは窒素を土中に固定する地力を回復する性質




鉱物肥料、化学肥料の登場→三大要素、窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)


(N)(P)島の珊瑚礁に海鳥の死骸・糞・エサの魚・卵の殻などが数千年以上堆積し化石化した「窒素質グアノ」「リン酸質グアノ」


(K)ドイツでカリウム塩(カイナイト)の発見→焼畑からの脱却


(P)リン酸は脊椎動物が骨に蓄積さるため欠乏しやすいことから「骨粉肥料」→化学肥料「過リン酸石灰」が発明
1860年代から各地でリン鉱石の鉱床(こうしょう)が発見され骨と代替。


(N)グアノ、リン鉱石に続き、鉱物肥料チリ硝石(窒素)発見→枯渇の危機から水と石炭と空気とからパンを作るハーバー・ボッシュ法
窒素化合物が農地に供給され人口急増。地球の生態系において最大の窒素固定源。