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トーベ・ヤンソン 

作家のトーベ・ヤンソンが好きだ。ムーミンの作者。生涯のパートナーであったグラフィックアーティストのトゥーリッキ・ピエティラとの関係を思ってみたりする。トゥーリッキのモデルになった人。以下は好きな一節。

和気あいあいとした人いきれ、ジュークボックス、カーテンで仕切られた隅にあるビリヤード台から聞こえる玉突きの音。会話の穏やかな流れの中できわだつのは、突発的な笑い。反論や説明にはりあげる声だ。きりなく客が入ってきてはともかく場所を見つける。アニーはせっせと働くが神経症じみた焦りはない。微笑みは独特で、忙しくしているが時間がないというわけではない。


これは「フェアプレイ」のラスト

冒険心をくすぐる可能性が生まれようとしている。静かに、憧れに満ちて、自分らしい孤独を生きる好機である。愛に祝福された人間だけが自分に仕掛けることができる、ある種の悪ふざけと言ってもいい。