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価値観

ひとことで言えば価値観。「自然を尊ぶ」「世間体に縛られない」「友人が大切」「開放的な家」「何ごとも全力で楽しむ」「金で買えるものに価値はない」「ヘテロに劣るものなんてなにもない」こういったおらの価値観と、いつの間にか間逆にいる。最初からなのかもしれないが、気付くのに時間がかかる。


たった一人の家族を失うことはとても悲しい。なんだかんだで、毎晩帰ってくる人がいる。一緒にご飯を食べる人がいる。おらという人間を知っている。寝込んだときも、手術のときも、地震のときも、台風のときも人がいる。些細なことを助け合える。田舎の一軒家で独りで生きていくということ。この状態でおらが一人になると、両親の心労も計り知れないだろう。


たくさん傷ついた。初めの頃は忘れるよう勤めていたけれど、処理が追いつかなくなった。ため息や負の言葉にも疲れちゃった。おらは、自由に当り散らしていい存在じゃない。


価値観が大きくずれてしまった。人生において大切にしているものが対極に近いのだ。これは話し合いで埋まる溝じゃない。もうどうしようもないのに。それでも、家族を失うことはこんなに辛い。必要とされていると思う。でも、大切にされているとは思えない。顔色伺ってびくびくしてたら、幸せになんかなれない。