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心機一転

あきらめるなんて死ぬまでないから

ここ数年、今は土台づくりと言い続けてきたが、この春やっと、ある程度実を結んだ気がする。三月中旬のとある日、二つの吉報が同時に舞い込んだ。ひとつ目は、昇格。勤続五年目、八人目のマネージャーとなった。Web制作、運営チームを管轄することになる。歴代で初の女子マネージャーでもある。とはいえ、ここまできても給与は、やっと東京にいた頃の初任給を超えられるかもしれないといったところ。でも、周りを見ずに、なんとか自分だけ高給を取れる方法はないものかとは思わない。これがこの島の現実だ。この現実の中で、最善を尽くせればそれでいい。生きていくだけなら、今で申し分ない。


ふたつ目は、秋から続けていた物件の交渉。やっと折り合いがついた。とにかく田舎に行きたくて、山が臨め、田畑に囲まれた家を探していた。この道沿いがいいなと思っていたところの売家に運良く出会え、農業従事者でなければ建築不可の地であることに、とてつもなく魅力を感じた。将来的に従事したいとは思っているが、現在の私には通常であれば手に入れることができないものだ。一人でローンを組んだ。友人たちは、主婦だったり母だったりと未知の世界で生きている。いい年して何やってんだと思うこともあるが、そういったものと無縁であることは幼いときから分かっていたことだ。家も持った。仕事も多少は評価された。あとは犬二匹と、じきに成人となる愛車(エストレヤさん)と、家族と。私は私なりのやり方でバカやりながら人生楽しんでいけりゃあそれでいい。今日ネクタイをキュッとしめて、契約に行った。三十二歳にしてやっと、一国一城の主だ。

沖縄に来て何年目になるだろう。当初は職もなく、友人もいず。先のことなんて考えずだらだら生きてきた。今日までのことは、全て運と縁。そんなものに任せてのんびり生きるのが今は楽しい。いつも支えてくれる皆さんありがとう。写真は家を含む景色と、焼肉で昇格祝い。