祝父還暦

前日。仕事を終え、香奈子と一緒に同僚家へ犬を預けにいく。近所の居酒屋で飲みながら帰宅を待っているうちに夜は更けた。心配なことこの上なかったが、とりあえずお別れ。わんわーん(泣)

出発日。フライト1時間前まで起き上がれず、ぎりぎりの時間に布団から這い出し、顔洗って服着こんで出発(ダメすぎる)。空港で土産をみつくろうが、人々の香水臭にやられる。冬のほうが鼻が利くのか。フライト中は相変わらず爆睡。起きていると、現在時刻が分からなすぎて悲しくなる。待ち合わせまで時間があったので、新しくできたPeople Tree銀座店でも覗こうと有楽町へ。空港から移動中、仕事のメール対応に追われる。初めて充電器を購入し、そのまま駅でピコピコしているうちに時間が過ぎていった・・・ 暗くなるころ、(終電で帰れるように)錦糸町へ移動し、台湾屋台料理で一杯やっているところへ太田登場。つい一昨日、悲報を受け、そのまま飲む流れになった。相変わらずばか話しているところに、佐堀も現れもう一件。海鮮居酒屋○MARUにて、日本酒と海の幸うまーした。日本酒は覚えてないけど、相変わらず佐堀セレクトは完璧じゃった。終電前に別れ、満員電車で帰宅。久しぶりなのと飲みすぎ食いすぎで、本当に気持ち悪かった。駅からタクシーに乗り、寝過ごす。良い運転手さんで良かった。両親への挨拶もそこそこに倒れる。

祝い当日。朝食(昼?)にうどんをいただき、のんびり風呂へ。母さんや弟と打ち合わせたり雑談したり、手紙の清書をしているうちに時間になった。字が汚すぎて凹む。父の還暦祝いは、夕刻より旬・彩蕎麦処 亥庵〜IORI〜にて。広い庭園がきれいだった。弟がぎこちないながらも乾杯の音頭をとり、頭巾やちゃんちゃんこを着せて写真を撮り、昔話などしながら和やかに進んだ。九十九(つくも)膳を食しつつ、ビールやら梅一輪やら刈穂やら天狗舞やらを飲み干してゆく。父は、「六十年、家族とも大病せず健康であったことにまず感謝したい」とのことだった。家に帰り飲みなおし、夜もふけたところで就寝しようと思ったら、外で一杯やってきた弟に叩き起こされる。再び飲みなおす。姉ちゃんもうお腹いっぱいだよ(泣)

翌日。朝飯はおじや。イクラや蕗のせたら旨い。その後、朝風呂。そして贈り物を買いに家族で出発。買物とか好きそうではない父が、楽しそうに物色していたのが意外。カバン、帽子二つ、コート、ズボン二着をお買い上げ。スーツやコートを試着すると、ビジネスマンぽい。父のかしこまった姿をあまりみたことがないので面白い。「サラリーマンみたい」と言ったら、「サラリーマンですが・・・」と言われた。うん、サラリーはもらってるよね。買物も無事終わり、イタリアン・トマトのバイキングで、暴飲暴食が続いた胃に自らとどめを刺す。「そんなに食べるのー?」と言う母に、「最初が肝心だから!」と答えたら、「意味わかんない」と言われた。バイキングはスタートダッシュが肝心なのに>< みんなを送り、母と少し買物をし、帰って昼寝。腹は晩飯までに回復せず。でもまあ食ったけど。マグロ、ホタテ、イクラ、吸い物、ビールと酒。いつもなら無理して付き合うんだけど、けっこう厳しかったんで、ほどほどで横にならせてもらった。部屋にあがっちゃうのは寂しいので、リビングで寝ころがりながら、坂本竜馬観賞。ゆっくり風呂に入って寝た。就寝前、「あんたがいて、いろいろ助かったわ」と母に言われた。

帰宅日。最後の朝風呂に入る。朝食は抜き。昨夜の腹痛(痛くないんだけど)を心配され診療所に。休日なのでもちろん空いていない。電気も暖房もついていない。裏口から入っていくと、先生が一人いた。昨日のうちに呼び出されたらしい。「朝早くからすみません」と言うと、「先輩の命令ですから」と笑顔で返してくれた。で、エコー検査やってもらった。結果から言えば、原因は胆のうだった。三十路になってから二年間、時おり襲われる腹の重さはなんだろうと悩み、胃もたれ、ホルモン、自律神経、逆流性食道炎などいろいろと疑い、内科、婦人科、外科、胃腸科、歯科、心療内科、はり灸、さまざまなとこへ行き、カメラ飲んだり、超音波、エコーいろいろやった。医者の心無い対応に何度も泣いてきたけれど、やっと分かったよ。胆のう壁が少し厚いのと、胆砂があるそうな。厚いのは、胆のう炎痕らしい。でも原因が分かって良かった。根性なさすぎて、胃もたれに耐えられないのかと思ってたよ。その後、婆ちゃん家へ。婆ちゃんに初めてお年玉(兼誕生祝)あげた。叔母さん、従兄弟の嫁、娘も合流し、みんなでジョナサンでランチ。海鮮御膳とぜんざいをいただく。子どもがいるとにぎやかだ。お別れし、そのまま空港へ送ってもらった。羽田は駄々広くて、土産が買いにくい。

沖縄着。沖縄やっぱり暖かい! あがる! 香奈子にお迎えに来てもらい、犬どもをいただきに。焼き鳥屋で同僚と香奈子に礼をし、無事連れて帰った。楽しい帰省になったのも、支えていただいたみなさんのおかげ。本当に感謝。今回は、気候のおかげで最初から最後まで気負えず、だから逆に良かったのかもしれない。なんの仕度もせずやってきて、ゆったりできて楽しかった。まさに正月のようだ。実家ってこういうもんなのかもしらん。そうか、帰省とはこうやってすれば楽しいんだな。初めての冬季帰省だったが、新たな発見だった。