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卵にヒビ

昨晩のこと。いつものように、夜中の帰宅を待ち、いずみからいただいたトマトとしそがいっぱいあったので、トマトとしそのパスタを作った。味が物足りなさそうだったから、そろそろ期限切れの卵を茹でて添えることに(要は冷蔵庫にその三種しか入っていなかった)。


で、パスタの茹で汁に勢いよく投入したところ、殻にヒビが入った。すると同時に、険悪な空気が流れ出した。ヒビといってもほんのちょっと白身がにょろっと出ただけで、しかも私の分だけで。そもそもあまり台所に立ったことなければ、豆以外のたんぱく質なんて自分じゃまず買わないし使わないし、未だに卵割るたびに黄身はつぶれるわ、殻は混入するわの大騒ぎだし。それ以前にお買い上げてから帰宅するまで全ての卵ちゃんが無事でいることも稀なわけで。そんな私がヒビ入れたくらい別になんの不思議もないというか想定内のはず。なのになのにみるみる機嫌が悪くなってしまい「適当な人だね」とか冷たく言い放たれ、微妙な食卓が完成した。ゆで卵作りとは私が思っているよりもずっと崇高な行為だったのかもしれない。口をつける雰囲気でもなく、伸びてゆく、そして冷めてゆくパスタ。けっきょく一度は片付け、時間が経ってからやっぱり食べようてことになった。そして食ってみたら旨かった。伸びて冷めたパスタがまだ旨い。さすがトマトは格が違った。予期せぬ旨さに(私の)機嫌が回復し、安眠を得ることができたとさ。めでたし。喧嘩については、我に返った後たくさん謝っていただいて解決。