ちょっと一杯どう

大人になっても天動説な人は意外と多い。常に自分の興味のある話題を振り続けてもらっていないと眠くなっちゃう人ととか。他人に興味はないってことだな。そもそも人の話あんまり聞いてないのが増えたな。多分こういうこと言うんだはずとか、聞く前に決め付けてそのまま聞いてないから、全然噛合わねーとか。質問があってコールセンターにかけた時とかも、クレームと決めてかかってくるから、最初から攻撃態勢なんだよね「うちは悪くありません!」みたいな。いやそんな話はしてねーからまず聞いてくれと毎度思う。そして、偏見だが、自分で自分に相槌打つ人は、脳内で話が展開されてる場合が多いな。


私が生まれ育ったくらいの年代だと、例えば目上の人や上司、客なんかに、昼食やちょっと一杯どう? なんていわれた日には、そもそも断る権利も必要もないというか、どうしても外せない先約がある場合と財布が空以外は、はい喜んでが普通だと思うんだが。誘う側に裏がある場合はもちろん断るが。私は社会に出る前からその辺の常識はあったと思うけど。それは計算とか打算じゃなくて、敬意ともちょっと違うかな。文化だろ。最近は、面子は?店は?食い物の内容は?根掘り葉掘り聞いた挙句魅力的じゃなければ余裕で断る人やたら多いんだが、どうなってんじゃこりゃ。だいたい、行こうかなーどうしよっかなーって態度を人に見せるのが失礼だって分からんのか。ああ先約あるけどそっちも行きてええどうしようって悩みとかならいいけどよ。行きたくないなら適当な理由つけて失礼じゃないように、誘った方が気まずくないようにすぱっと断れよ。悩むってのは、あんた単体じゃ何の得もないけど、条件によっては考えてあげても良いよって言ってるわけで、お前は何様なんだと。そういう人は必ずまた誘ってくださいね^^ って言うよね。そりゃねぇよもう二度とないだろまず礼儀を学ぶべし。あと、皆行くなら自分も行ったほうがいいかなーとかそういう計算大嫌いだ。人数足りなそうだからむしろ行かねばって思う人はいないんだよな。日本はどうなってしまったのかね。


本当に稀にそういう誘いをして、心無い態度で切り刻まれていくおっさんどもを見るたびに、木枯らしが吹き荒れる。色こいてないやつねもちろん。おらで良ければ行ってやりたいぜっていつも思うけど、差し向かいで縮み上がって飲まなきゃならないおっさんを思うと、とても申し出れんわ。怖いのは顔だけで根はいいやつなんだよ(多分)。癒せないけどね。


なぜだか、思考が常に自己都合なんだよな。何かしてあげる時や頑張る時は評価のためなんだよね。他人に評価されるなんてまっぴらだぜって骨のあるやつはどこいったんだ。世の中どうしちまったんだ。バブルのせいなのか? はじけたせいなのか? ゆとりのせいなのか? 人情が恋しいよおっさんは。