キリクと魔女


キリクが生まれたアフリカの村は、魔女カラバの呪いに晒されていた。「黄金はなくても生きていけるけど、水がなければ生きて行けない。愛する者がいなければ生きて行けないのに」「どうして、魔女カラバは意地悪なの?」村の人たちは誰も答えられない。


久方ぶりの満点。目に耳に最高の贅沢をさせながら、とても大切なことを伝えてもらえた。「なんで?」「なんで?」子どもであるほど、疑問は抱えきれないほどある。その問いに真っ直ぐ答えられる大人なんていないもんだ。それ気付くのは、自分が大人になったとき。そんな中、母の答えは響いた。特別邪悪な人がいるわけじゃなく、力を持つ者の方が、より邪悪な行いが可能なだけなのだ。