日焼け止めで死んでいくサンゴ

2008年2月18日 社説

日焼け止めの成分が低濃度でもサンゴに共生する「らん藻」を殺し、白化の一因になっているという報告をイタリア・マルケ工芸大学の研究チームがまとめた。インドネシア、メキシコ、タイ、エジプトの四カ国の海でサンゴを採取。海水一リットルの中に市販の日焼け止めを1/100万ℓ含めた水の中で飼育実験をし、18〜48時間のうちにサンゴから「らん藻」が抜け落ち、96時間以内にはサンゴが完全に白化したというから凄まじい。白化作用がある成分はパラベン、桂皮酸、ベンゾフェノン、カンファー抽出物の四種類である。この物質はらん藻の中で有害なウイルスを活性化させ、ウイルスの量を通常の十五倍に増やす働きがあるという。昨年沖縄を訪れた観光客は約587万人。危機的状況にあるサンゴを守っていくためにも、まず身近でできることをきちんと行っていきたい。


昨年もぐった八重山の海の中は真っ白だった。島にきてからおっちゃんたちと話して驚いたのは、「人間が多少何かやったところで、海には影響ない。だってあんなに広いんだから」という話だった。それなりに周りから博識と言われている人の台詞だ。実際人間のやらかしたことで、サンゴはどんどん死んでいる。別にサンゴに限った話ではない。だいたい、自称海を愛するインストラクターが毎日日焼け止め塗りたくっているんだから、観光客とか以前の問題だ。その辺はもしろ指導していく立場なのに。


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