年々人とどっぷり付き合いえなくなるのは、もちろん家庭持ちが増えてくってのが一番の理由だけれど、波が重要なんじゃないかと思った。遊びたい時、大人しくしていたい時ってのは誰にでもあって、その波が合うか合わないかって、人柄と同じように大切なんじゃないかと。自分はいつも人に合わせるけど、多少は無理が重なる。すごい好きなやつでも波長が真逆とかだとどうやっても疎遠になるの法則がある。

差しで時間をかけて酒を片手に語らえば、大抵は楽しかった。酔って楽しいだけじゃなく、話が思想が思考が人生が色々考えさせられたし感銘を受けたし、ただ共感して盛り上がったし、人により違うけど楽しかった。そういうことが減ったのは、環境の変化なのか、自分がそれなりに年食っちゃったからなのか、過去に人に恵まれすぎていたのか、それはよく分からない。にこにこしながら、当たり障りのない話や無駄な褒めあいをして帰るとぐったり疲れている。酔いもまったくない。もっとこれ以上割れないってくらい腹を割ったり、死ぬほどバカやったり、そういうときしか生きてる感じがしないのは、私が上品に創られていないせいなのか。