大晦日

十月には住所録を作りなおし、十一月の末から少しずつ大掃除を始め、十二月の頭にはお年賀を作り終え、なんと曜日の関係で大晦日の二日前が仕事納めに。毎年、大晦日当日に忘年会の後遺症を引きずりつつ大掃除だったから、この余裕は嬉しすぎる。


全体的に旨い具合に進んだ。一年間風邪もなし。余りに余っている有休を師走に可能な限りぶち込んだのと、年末飲みを最小限に抑えたのが良かったのかもしれない。


三日間かけて、ゆっくり大掃除。洗剤の類を何も使えないから、力技すぎて初日から筋肉痛に。手もマメだらけ。ベランダの苔は手強い。年に四回くらいはするべきかもしれんと思った。日が暮れたら切り上げてぶらんきぃでもりもり食べるのを餌に働いた働いた。志野のとこにもご挨拶がてら顔を出し、髪をやっつけてもらえた。半年振りだ。


大晦日、夕方までには全て完了し、ゆっくり風呂に入り(ここで銭湯に行けると完璧だった)、和装に着替え、早めにぶらんきぃへ今年も有り難うございましたとご挨拶へ。恒例のそばをいただき、昌子母とゆっくり飲んだり語ったり歌ったりと、今年の健康を祝いながら楽しく過ごせました。両親への挨拶も済ませ、と言っても既につぶれてましたが、年が変わる二時間ほど前には予定通り帰宅。いつもそう決めていても、けっきょく限界までだらだら居てしまうんで、ちゃんと帰れた自分偉い!


焦げ目をつけた餅を汁粉に入れて、新調した酒器に酒をなみなみついで、犬どもにもおやつを渡して、のんびり年明けを待ちました。もう完璧だ。完璧すぎた。


一年を振り返ってみれば、自分も犬どもも健康で、とにかく平和であった。この年は、助走というか、土台作り期間というか、さらにその前というか、何年か後に振り返ってもきっとそういう年になると思う。やっと目が開いたばかりの赤ん坊みたいな、始まりだ。三十年経って、やっとものが見えるようになりはじめた。自分の程度も見えてきた。微々たる成長をしていくのも、割り切っていくのも、苦労するもの、多分ここから。三十でやっとかよって多少情けないが、事実だし仕方ない。のんびりやっていこう。