生きる

旅してた頃は、生きるってこういうことだよねと思い出すためにやってた。生活することに慣れてきちゃうと、色んなことに疲れたり不満持ったり疑問持ったりだれがちで、でも根本的には働かざるもの食うべからずというか、働くというよりは、その日生きるために何かを口に入れなきゃいけないわけで、そのために生き物は日中動かないとってすんなり思える。自分の状況とか立場とか、そんな問題じゃない。私はおまんまを口に入れるためにその日動くべきだと思い出せる旅が好きだった。現地の人でもそんなには歩かねーって距離を延々と歩いたり、僻地で食うにも困って仕方なくひっくり返っているときにはそれをすんなり思い出せる。そんなこと繰り返してたら、旅にでなくとも留めておけるようになった。


こんなことって、普通は生きてれば知ってるのかもしらんけど、私は常に頭でごちゃごちゃ考えてないと、いつのまにか自分が傲慢になってくんじゃないかって不安だ。あんまり苦労したり悩んだりして生きる必要もなかったからのんびりやってきたしこれからもやるけど、心に留めておかなきゃならん。幸せでびっくりです。この先こんなことが続かなくてもう何もかもに困るようなことになっても、こんな長年あたりまえみたいに幸せだったんだから当然じゃないって思えるよう生きてられたらすてきだなぁ。