星の元

最近なんとなく自分ってやつが分かってきたのか、重なる災難に動じなくなり少し面白い。歩調がやっとつかめてきたというか、星の元なんだろうなと。好調すぎると必ずやってくる不調に悠長に構えるようになった。どうやら、心・体・物でバランスがとれているらしく、どれかが急上昇すると、どれかが急下降しているように思える。パターンは簡単で、大概は期待がすぎれば、不発、障害発生、体調不良の何れかがやってくる。思いがけず大成功に終わると、後に災難に見舞われる。

こんな状態を何年も続けるうちに、慌しいなりに一息の入れられるようになってきた。金がなくて食いだめができるようになった。眠る暇がなくてどこでも眠れるようになった。に引き続き、気が抜けないので、いつでも抜けるようになったってとこか。いろんなことにがっかりして、でももう思春期でもないしキレてばっかもいられんし、だから馴れ合ってしまうんじゃなく、振り回されずに貫いて行くやりかたが少しずつ身に付いていく。例えば、茶碗に白米をべたべた付けたままご馳走様と言う人と暮らすことはできないし、そんなことが私にはたくさんありすぎるし、だから一人で生きてこうと思う。もちろん、色んな人に迷惑かけながらやってくんだけどさ。

私は幸せになれないタイプと言われる。まったくその通りだと思う。我儘な上にベクトルがずれているから。今まで適当にもがいてきたわけは、独りは何もかも非効率的で、それが嫌いだったから。でもこの年でやっと抜け出せた。数年後に肩を並べて歩いていたいヤツが数人いるんで、もう効率も打算もなくひたすら精進するしかねーす。仕事とかじゃなくて、生き物として。そう割り切ったら、急に目の前が開けたというか、見えなかったもんまで見えてきた。霊とかじゃないよ。世間一般の幸せ定義からは大きくそれちゃうんだろうけど、すげー幸せ。私にはもったいないな。あと、志を保つには、心より体が資本なんだって本気で思えた。心が折れても折れでも、体が元気なら簡単に持ち直すけど、体が折れると難しい。