ブロークバック・マウンテン

これ原作トーマの心臓でしょ! いや違うだろうけど自己否定からの開放の方法が一緒だった。


密かに育んだ究極の愛とはいえ、語れない触れられないってわけじゃない。公にはできないだけ。なのに嫁どもとか巻き込まれたほうはたまったもんじゃないねこりゃ振り返れば人生一人相撲。限られた時間だとしても、山に篭ってイチャついてる間子どもの成長が止まるわけじゃなし、その間働いて生活費を得て子育てをしながら浮気にて耐えてるのは嫁なわけで、純愛だろうが何だろうが選んだ道ならやることやろうよ。嫁をなんだと思ってんだ家政婦ロボじゃないぞと。どんな距離を走ってこようが、年に数度しか会えなかろうが、公にはできなかろうが、嫁より全然報われてる。想う人がいながら別の人間を伴侶に選ぶのは普通にあることとしても、愛情が他行ってても、家では責任を果たしている人ってたくさんいる。時代背景の厳しさや自己否定の深刻さと、それを理由に他者を虐げることは同列で語れない。人間だものとか言ってる場合じゃない。無責任の言い訳が想い人有って理由ならあんまりだってことでモヤモヤしながら見てたんだけど、思ったより良かったのはトーマの心臓だったからで、完成された自己否定を浄化するほどの力はやっぱりすごい。