ゲド戦記

長いことずっと思ってきた。劇場でモノを食らう人は病なんじゃないかと。たった2時間ぐらいの空腹が辛抱できないなら観なきゃいいのに。家でビデオでも観ながら寝ながらグチャグチャ食らってればいいのに。食べながら観たいなら握り飯とかパンとか食らえばいいのに。なんで、袋ごとガサガサなる菓子をあちこちで食らうんだろう。


自分が今劇場で"観ている側"だって位置に引き戻されるのがなんもかんも台無し。寝るとか出ていくとか気にならんけど、騒ぐ子の放置と菓子は勘弁してください。かしこまった場になちゃうのなんてもっとくだらないし、飲食の規制なんてしないでほしいが"音たてて食らう"のは気にしようよ。マナーモードにし忘れてウッカリ鳴っちゃう着信音なんかより、継続的に聞こえつづける汚い音がイヤ! そんなに周り中を不快にしてまで胃に添加物のみでできてるような滋養のかけらもないものを詰め込もうとする精神状態が醜い! なんかとり憑いてるんじゃないかと思う。きっとそう。


そうそう、タダ券があったので駿の息子の初監督作品観てきた。凄かったよ。パパンが造ってきた世界観をツギハギ。粗末な演出、絵に質感や深みが皆無、効果のない音使い、魅せるとこは全部台詞。yahooの評価見たらあんまり酷評だったからあえて言うまでもなさそうだが、一言で言うなら監督に創造力が欠落してる。メッセージや世界観があっても中身が空。世界を造らないで作る作業だけしてる。


伏線放置はハウルからジブリ十八番になったのかな。ハウルの原作はラストで全ての伏線がつながる気持ちいい児童文学だったのにな。個人的に駿は92年の豚で才能が枯れたと思っている。もののけ以降は象徴だった"環境保護""反戦"のメッセージ性が薄れてくばかりでエンターテイメント色が濃くなって見れたもんじゃなかった。豚を越えるアニメにはもう会えないんだろうな。