勝手に線引きした「普通」の外にいる自分にウットリする人

59番目のプロポーズ キャリアとオタクの恋


書籍化された「アルテイシアの日記」をただ読みすべく職場で騒いでmixiに(無理やり)招待させた。 今までmixi断っていた方々ごめんなさい。 ああいうアピりあいコミュニティ絶対無理だと思ってたけど、意外と楽しい。 一気読みして、笑えたし感動した。59番格好良いね。 キャリアっていうより「オタクとオタクの恋」でしたよ。 楽しく読んだのに一貫してモヤモヤしたものがつきまとった。勝手に立ち読みした挙句、言いたいこと言ってごめんなさい。

「普通の人たち」の輪には入れない。どうやっても。

集約されるのがこの台詞。序盤からに、'カマロに乗ってるセフレ男の「ちょっと普通とは違うでしょオレ」的思考がくだらない'といったことが書いてあるけど、この台詞って同思考ですよ。 彼女は幼き日のトラウマとか恋愛とか乗り越えたり成長したりしていってそれは読んでて気持ちがいいけれど、普通女子全般を見下した視点は最後まで変わらない。男は見た目じゃ分からんもんだって気づくのに、同じように同性には思えないのだ。それが残念だった。

「キャリア系美女軍団」』という言葉に対して使われるのは『「かわいい女子」「マジョリティ向け女子」(もちろん、全員じゃない、マーケティング的総論で言ってるのをご理解下さい)

注意書きがあるとは言え、普通女子とくくられる子達も千差万別だと思う。モヤモヤを簡潔に言えば、男受けの良さそうな女子に対しての敵対心が文から溢れていた。

でも「そこまでして」モテたくない。自分へのこだわり・プライドが許さない。本当は手先器用なんだけど「料理得意なんです〜」「編み物が趣味で」とは言いたくない。

女だからと求められることに大して怒るなら妥当だが、得意とする女子全般を嫌悪するのはおかしい。料理得意な人が皆異性に媚びるためかといえば違う。純粋に料理が好きな人とそう聞いて勘に触る人、異性の目を意識しすぎているのがどちらなのかは明白なのに、これだからヤダよね〜普通女子ってと共感を募る。この手の意識が目立ちすぎるのだ。自分の方が気にしすぎるからこそ、マイノリティアピールをするんじゃないだろうか。それは、どんなカテゴライズの中のマイノリティなのか。例えば、本人曰くのキャリア軍団の中でもマイノリティなんだろうか? 結局世間に対してのマイノリティを主張するものほど、自分が所属する世界の定番をいってるもんだとどの世界を見ていても思う。はみだし者なはずのヤンキーが統一されたカラーなのと同じだ。何かと比較し、優位に立った気になることでしか自分の価値観を図れない。洒落アイテムのひとつとしてのマイノリティを出し、中途半端な比較をして勝った気で入るのはみっともない。勝ち負けじゃないと言っても態度に出てる。自分の生き方に自信を持つのは素晴らしいことだけれどそれは比較せず誇ればいい。

もうまったく話が合わない。何話していいかわからない。

なんて誰に対しても常日頃から思うけれど、それを自分のアイデンティティーとしてことさら強調したくはない。というかべつに個性に標準なんてものはないのだ。この人嫌いと言えば良いのであって、普通の人は苦手って言っちゃ違う。何処までが普通なのか? みんなそれなりに個性とかこだわりとか持って生きててそれを必要以上に前面に押し出して生きてるかどうかの違いでしかないのに。くだらないのは世間的に見て格好良いかどうか気にすること。電車のエルメス子のことfuck言ってるけど、あっちのが全然好感もてた。それは、勝手に他人と競争しないからだと思う。


専業主婦のことバカにしてる匂いもしますが、毎朝弁当つくったり、合成洗剤使わず家中ピカピカにしたり、細々と無農薬野菜作ってそれを食卓に出しつつ子育てとかしてる人たちに比べたら仕事ができることなんて、全然偉くないしたいした事じゃない。所詮マネーゲーム・人生ゲーム。横文字職業の人が(訳せばなんとでも言えるけど)主婦をバカにする風潮がどうも目立つ。実際にだらしのない主婦はいるのかもしれないが、家庭に居る人全般が自分より劣るものなわけないのに。毎日のことは、もっとずっと生きることに近い行為だ。尊いものだ。主婦とかしたことないけどさ、尊敬してる。 まぁあれです。耳が痛いので自分も気をつけましょうって話。とほほ。トラとライオンの話は面白かった。


注:検索で引っかかる人が多いので、後日談を読んだ機会にやや書き加えました。