地球博の廃棄物

愛知万博の開催に沸く愛知県瀬戸市。その北部にある丘陵は、住民の間で「産廃銀座」と呼ばれている。森を縫って走る道沿いに、無数の看板が立てられている。「処分場拡張計画反対」「キケン 硫化水素発生中」。盛り上がった地面にシートがかぶせられた場所は、行政が放置された産廃を目隠ししたという。車で30分ほど南に下ると愛知万博瀬戸会場がある。環境万博と銘打ち、廃棄物のリデュース(発生抑制)/リユース(再使用)/リサイクル(再利用)、いわゆる3Rを呼び掛けるのも目的の一つ。参加企業は最新のリサイクル技術を競っている。担当職員は「リサイクルは多いが、リデュースとなると…」と言葉を詰まらせた。「やらないことが最も環境に良いのでは」との問いに、「昔に戻れば環境は良くなるだろうが、技術を進展させながら環境も良くすべきだ」と反発した。


瀬戸市産廃問題が環境万博の陰に隠れているように「産業は廃棄物を生む」現実が、リサイクルの美名の下に覆い隠されてしまう恐れもある。結局、ごみ問題を解決する方法は発生抑制、つまり「できるだけつくらない、買わない」ことしかないのかも知れない。だが、私たちはそれを本当に実行できるだろうか。その答えを探す鍵は環境万博の会場ではなく、瀬戸市の北部丘陵にあり、岐阜市椿洞の不法投棄現場にある。


岐阜新聞」より -6/20


言うだけなら誰にでもできる、万博の存在自体がそんな感じだ。人口が多すぎる上に、さらなる長寿を望むのだから、リデュースは絶対に必用な意識だ。増加にともなってモノまで増えつづけ、生産のスピードは加速し、ゴミとなるスピードも加速する。地球はゴミで溢れてしまう。何もかも自分の手でリサイクルできなくても、リデュースはできるんだ。