人が鎖になる

島に来て一年ちょい。新聞の一面は、内地で大きく扱われるニュースとは違う。異国にいるよう。普天間辺野古はさらに遠い場所のよう。まだ見えない事はたくさんあるけれど、距離を縮めていくのは自分がすること。

15日、沖縄県本土復帰して33年を迎えた。在日米軍専用施設の約75%が集中する実態は相変わらずで、基地から派生する事件・事故も絶えない。飛行場周囲約1.5kmを「人間の鎖」で包み撤去を訴える「普天間基地包囲行動」には、過去最多の約24000人が参加した。包囲行動は戦後50年の1995年に始まり今年で4回目。今回のスローガンは「普天間」返還に加え、計画が進められている名護市辺野古沖や新たな移設先として浮上している下地島伊江島、嘉手納基地など、すべての県内移設に反対する姿勢が盛り込まれた。普天間飛行場の即時閉鎖・返還が市民、県民の心からの願いである。


人で編まれた鎖は、集まれば大きな力にもなるってことを視覚的に教えてくれる。祭り気分じゃない。暮らす土地を大事に思う人がいるのは自然なことだ。自宅の隣に基地があることを喜んで受け入れる人は少ない。アメリカって国が行う殺しに荷担したくないと訴える権利を、国民は持っているはず。すぐ公務執行妨害になるけれど。お粗末な公務するくらいなら、何もしないでいてくれた方がよっぽど平和。いつか声がとどきますように。